歪んだ複写 松本清張
2007年3月11日 読書録途中で犯人が分かってしまった。
なんと言うか後書きを書いた人は「不自然でないように印象付けられた真犯人」としているけど、私には不自然に映ってしまった。
話に登場した時から、この人犯人なんだろうなと思っていた。
税務署を巡る、官民接待に関する事件。
書かれたのが1960年くらいだから、高度経済成長期の真っ只中で一番そういうのが盛んだった時期なのかな、と思ったり。
それとも、最近でもそうなのか。
松本清張の小説は「点と線」も読んだけど、官僚の黒い組織が浮かび上がってくる話で私は好き。
他のも読んでみようと思った。
最後の告白の文章が痛いと思う。
犯人になってしまった悲哀がある。
本当はそんな事したくなかったんだろうなとか、他にもっと問題を起こした接待を受けていた悪人がいるのにと思った。
が、まあ殺してしまった時点で犯人もダメなんだけど、なんとなく可哀想だと感じた。
組織が腐っているといくら真面目な人が上と下にいても、大変なんだろうな。
なんと言うか後書きを書いた人は「不自然でないように印象付けられた真犯人」としているけど、私には不自然に映ってしまった。
話に登場した時から、この人犯人なんだろうなと思っていた。
税務署を巡る、官民接待に関する事件。
書かれたのが1960年くらいだから、高度経済成長期の真っ只中で一番そういうのが盛んだった時期なのかな、と思ったり。
それとも、最近でもそうなのか。
松本清張の小説は「点と線」も読んだけど、官僚の黒い組織が浮かび上がってくる話で私は好き。
他のも読んでみようと思った。
最後の告白の文章が痛いと思う。
犯人になってしまった悲哀がある。
本当はそんな事したくなかったんだろうなとか、他にもっと問題を起こした接待を受けていた悪人がいるのにと思った。
が、まあ殺してしまった時点で犯人もダメなんだけど、なんとなく可哀想だと感じた。
組織が腐っているといくら真面目な人が上と下にいても、大変なんだろうな。
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