田舎のねずみと都会のねずみとかいう番組を見て、この言葉が浮かんだ。

番組の内容は、田舎で何かの仕事をしている人と、都会で同職の人が一週間職場を交代するというもの。
それで、最終的に本人が田舎か都会かを選ぶ。
中には、違う組み合わせもあったけど大体はこんな感じ。

私が見たのは番組の後半で、美容師とホステスだった。
どちらも、都会の方が圧倒的にレベルが高いのが実証されてしまった結果だと思う。
たとえば、美容師の子だと、青山の美容院に行くんだけど、都会の店というのはたくさん店がある中で生き残らなければならないから田舎よりも厳しいんだよね。
客もひっきりなしに来るし。
番組を見ていて、彼女はあんまり店に合ってないように見えた。
で、その子は結局田舎に残る事にした。

ホステスの方も銀座の店に入ろうとするんだけど、面接からしてアウトとかで、苦労してた。
ホステスの方は、二人が田舎から出てきて、都会でやってみようという話しなんだけど。
二人とも、地元じゃNO1なんだけど、銀座の店だと…って感じで。
結局一人は都会に残って、もう一人は田舎に帰った。
まあ、何をとるかだよね。
私はこの番組残酷だと思った。
事情があって田舎から出られないけど、私は都会でもやっていけるわっていう夢を打ち砕いてしまうわけだから。
それに、一週間は短すぎる。
せめて、一ヶ月くらいないと新しい環境には慣れないと思う。
何が趣旨の番組かは分からなかったけど、ちょっとどうかなと思った。
たまたま、私が見た人達の回が都会のレベルの高さを見せ付けてしまっただけかもしれないけど。

青春アミーゴ
去年売れたこの曲は、なんともホモくさい歌詞と物悲しい曲調。
ストーリー性の歌詞。
とか、色々あるんだろうけど。
なんとなく、今推奨したいのは、サビの「地元じゃ負け知らず」「この町に憧れて」「思い出した景色は旅立つ日のきれいな空」「俺たちはアノコロ」「たどり着いた町全てが手に入ると」とか。
地元じゃ負け知らずってさ、一見強そうに見えるけどそうでもないんだよね。
地元では、だから。
別の所では負けているの?という疑問が湧いてくる。
そして、最近私がこだわっている、アノコロ!
結構注意してみると、そういう空気のものって多い。
やっぱり、今現在って言うのは完璧に幸せという事は少なくて、記憶の中の思い出は美化されて永遠の輝きを放つからかなと思った。
あと、地元じゃ負け知らずって、何を持って地元とするかは微妙だけど、大抵は子供の頃いたところが上がるんじゃないかな。
そうすると、子供の頃って、世界が狭いから妙な万能感があるんだよね。
まあ、それがいつ覚めるのかはその人によるんだけど。
で、共感を受けやすいのかなと思った。

もしかして、私の子供時代が幸せだという思い込みによる勘違いかもしれないけど。

あと、一時期人気のあったハルウララ。
SMAPの世界に一つだけの花。
この二つも似た匂いを感じる。
頑張っているのに、報われない自分への自己憐憫。
そういう風に頑張っている彼らを見て、自分もまた頑張ろうって言い聞かせているだけかもしれないけど。
なんか色々考え込んでしまう。

今日は、ラテン語についての新書を借りてみた。
昨日知りもしないのにラテン語を語ったのが、少々恥ずかしい気がしたから。

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